中川義仁 自己紹介へ

地球温暖化による深刻な被害。地球にやさしいエコハウス作りの重要性を感じました

2017/11/27(月) NAKACHUの家づくり

地球温暖化のドキュメンタリー映画。皆さんに観てほしい

こんにちは!枚方、長尾で安心安全な自然素材を使った家作りをしてます。
一年中快適な室温で暮らせる高気密・高断熱住宅作りが得意な、中川忠工務店の中川義仁です。

知人がすすめていた、この映画を観てきました「不都合な真実2

2007年にアカデミー賞を受賞、世界で予想外の大ヒットを記録。
「人類が滅亡するまでのシナリオ」を元・米副大統領アル・ゴアを通して伝えた地球温暖化の真実を描いたドキュメンタリーの続編が完成。
記録的な豪雨、厳しい酷暑、強力な台風、大洪水。
10年前よりも、今はかなり深刻な事態に陥っている。
(不都合な真実2 公式サイトより引用)

この映画は、一人でも多くの方に観てほしい。

快適に過ごせる高気密・高断熱住宅は、省エネエコハウスともいえる

私自身、もっと家が快適なものになるのではないか。

  • 寒い冬の朝、室内が寒くてあたたかい布団から出られない。
  • あたたかい部屋から廊下やトイレに行くたびにヒヤッとする。
  • 暖房をつけても部屋中が均一にあたたかくならない。
  • 夏、クーラーをつけても部屋がなかなか涼しくならない
  • 真夏の夜が寝苦しくて寝られない

こんな家のお悩みを解決する、一年中快適な室温で暮らせる、高性能な高気密・高断熱住宅作りを推奨してきました。

 

高気密・高断熱住宅は、快適に家で過ごせることはもちろん、住む人の健康も守ることにつながります。
家の中の寒さは私たちの想像以上に、知らず知らずのうちに身体に大きな負担をかけています。
夏の家の中の暑さは、熱中症の発症リスクを高めます。

そういった身体にもやさしい家であることに加え、もう一つ大きな役割があります。

それは、「地球にやさしい省エネ・エコ住宅」であるということです。

残念ながら、日本の建築業界は、世界からみて省エネやエコに対する取り組みが遅れています。

住宅よりもいち早く省エネ化が進む、車業界

わかりやすいところで言えば、車。
出来る限りガソリンに頼る燃料問題を解決するため、今も進歩を続けています。
ハイブリッド車に電気自動車。

歴史をたどると、1896年に、フェルナンド・ポルシェが初めてのエンジン+電気式ハイブリッド車を発表。
1970年代初頭頃から、都市部の大気汚染が深刻な健康問題へと発展し始めました。
それに伴い、車のハイブリッド化の技術も大きく進歩。
今では多くのハイブリッドカーが大きく進化して販売されています。

電気自動車も完成は早く、なんとガソリン車よりも登場は早く1890年代に電気自動車が完成。
電気自動車は、完全にガソリンを使用しないので、大気を汚すことはありません。
かなり、地球にやさしいエコカーといえます。
ただ、電気自動車は電気をチャージする施設が少ないことに加え、充電に時間がかかります。
そのため、販売車数がなかなか伸びなかったそうです。
しかし、これからは、電気自動車が充電できる施設も徐々に完備されつつあり、電気自動車の普及が期待されます。

世界からみる住宅の省エネ事情

世界からみて住宅の省エネ化、高性能化が進んでいると言われているのはドイツです。
ドイツでは、1976年のエネルギー危機をきっかけに、省エネルギー法が成立。条例は何度も改正を繰り返し、強化されています。

近年では、地球の環境問題への意識の高まりから、建物の断熱化による建物の省エネ化にいち早く力を入れています。

まさに、ドイツは環境先進国、住宅先進国と言えます。

 

では、日本に建築業界はどうでしょうか。

日本の住宅、断熱性能の変遷

ここに、面白い写真がありますのでぜひご覧ください↓

断熱性能の変遷

日本の建築業界の断熱性能の歴史です。
断熱性能とは、家を外気温から守るための性能、つまり夏を涼しく、冬あたたかく過ごせる家にするための性能。
言い換えれば、断熱性能が高いほど、夏の冷房、冬の暖房が少なくて住むため、断熱性能が高い=省エネ住宅と言えます。
つまり、断熱性能は省エネ性能とほぼイコールといえます。

昭和55年頃の※建築基準法の基準では、断熱材(グラスウール)の厚みは壁で25㎜。天井で35㎜。
(※建築基準法とは、家を建てる際に守らないといけない最低限の基準のこと)

これからの※ゼロエネルギーハウス基準(※ゼロエネルギーハウスとは、1次エネルギーを出来る限り消費せずに過ごせる住宅、つまり高気密・高断熱住宅のこと)
では、断熱材の厚みが壁で105㎜、天井で310㎜と、厚みが壁で75㎜、天井で275㎜の差があります。

断熱材は、厚く、隙間無く入れると、より断熱性能を発揮します。

つまり、いかに昭和55年頃の断熱性能の基準が低いかがわかります。

また、家の断熱性能を上げるために、最も重要と言われる「窓」
(※窓は、家の中で一番熱の流出入が高い場所です)

いくら高性能な断熱材を厚く、適所に適切に施工したとしても、窓の断熱性能が低ければ、家を高断熱にすることは難しい程、窓は重要です。

昭和55年頃は、アルミサッシに単体窓、という、もっとも熱損失が高い、断熱性能の低い窓を使うことが標準とされていました。
これからの基準では、アルミサッシよりも熱の伝導率が1000分の1も低くなる、樹脂サッシにペアガラスが標準。

日本は、経済先進国と言われながら、残念ながら住宅事情に関してはかなりの後進国。
しかし、ようやく日本政府も住宅の省エネ化に取り組むため、2020年には省エネ義務化を決定。
日本の建築業界も、住宅の省エネ化に取り組み始めたことがわかります。

しかし、私は、この、ゼロエネルギーハウス基準でも、守るべき最低基準と考えます。
家は、もっともっと高性能な高気密・高断熱住宅になります。

一年の光熱費の負担をぐんっと減らし、冷房や暖房をがんがんにかけなくても、一年中快適な室温で暮らせる家作りが実現します。

そういったことを、一人でも多くの方に知っていただけるように、もっと伝える努力をしていかなければ、と今回この映画を観て感じました。

毎日過ごす家だからこそ、省エネ化を真剣に考える

毎日過ごす家だからこそ、冷房や暖房を使う量が減れば、地球温暖化の抑制に少しでも貢献できます。

今年の10月は、関西でも非常に強い台風が通過したことにより、多くの被害をもたらしました。
私の地元、枚方でも家屋に被害を受けたお客様から、多数のお問合せや修繕のご依頼がありました。
また、あまりにもひどい集中豪雨が日本各地で起きており、浸水による大きな被害を受けた地域の方も多くいらっしゃいます。
土砂災害等で、深刻なダメージを受けた地域もあります。

この異常気象の原因は、やはり地球温暖化にあります。

日本だけでなく、世界のたくさんの国で、地球温暖化による異常気象がもたらす影響により、家を失い、家族や友人を失い、明日からの生活すら見えなくなる深刻な状況に陥っている方がたくさんいらっしゃいます。
大気汚染により空が霞み、青空を失い、健康被害に苦しんでいる方も多くいらっしゃいます。

そんな現実を一人でも多くの方に知っていただき、みなさんと力を合わせてこの地球温暖化対策を行っていきたいです。
一人ひとりはわずかな力でも、たくさんの方が集まれば大きな力になります。

そんなことを感じた、今回の映画鑑賞。
もう一度、心にとどめるために観にいきたいです。

 

◎安心安全な自然素材をいかした家作り。
一年中快適な室温で暮らせる、高性能な高気密・高断熱住宅なエコハウス作りが得意

株式会社中川忠工務店
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