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気密測定完了。「気密」とは?

2020/10/20(火) NAKACHUの家づくり

高気密高断熱住宅 香里の家 気密測定が終わりました。
中川忠工務店の中川義仁です。


【気密測定】

測定器を使って、この家のどれだけのスキマがあるかを測定します。

目標数値は、C値0.3でしたが、目標を無事にクリアし、C値0.191、四捨五入して、C値0.2となりました。
(C値は、数値が低いほど、気密ができている=スキマが少ない、ということになります)

そもそも、どうして気密を気にするのでしょうか?

どうして家のスキマは少ないほうがよい?

主にその理由を3つご紹介します。

①室温に影響を与えるから

これはイメージしやすいと思いますが、例えば冬。
スキマだらけの家で過ごすと、すき間風がぴゅーぴゅー家の中に入ってきて、寒いですよね・・。
一番の理由は、コレです。

余分なスキマが多い家は、知らぬ間に外気が家の中に侵入し、夏は家の中を暑く、冬は寒くしてしまいます。
これでは室内で冷暖房をつけていても冷暖房の効きが悪くなり、光熱費もかさみます。

出来る限り無駄なスキマをなくすことで、冷暖房効率を上げて、室内を快適に保ちやすくすることができます。

②結露を予防する

これから寒くなってくると、窓ガラスをぐっしょり濡らす結露が起きやすくなります。

これを表面結露といいますが、実は、結露は目に見えるところ以外でも起きています。
たとえば壁や天井、床下などです。
これを、内部結露といいます。

内部結露は、例えば夏、室内が涼しいときに、湿気をたくさん含んだあたたかい空気が外から壁内に入ることにより、その外気が冷やされて壁の中で結露することを言います。

暑い夏に、冷たい麦茶を飲もうとすると、ガラスのコップの表面に水滴がつきますよね。
これが結露で、このような現象が、壁や天井、床下など、私たちの目に見えないところで発生してしまうことがありませす。

この内部結露の発生をできる限り防ぐためにも、家の中のスキマを少なくして、外気の侵入を防ぐ必要があります。

結露は、木材を腐らせ、カビやダニの発生原因にもなりますから、結露が起きないように家づくりを行うことも重要です。

③家の中の空気をキレイに保つことができる

スキマを少なくして外気の侵入をできる限り防ぐと、家の中の空気は機械によって給気を行います。
(※第一種換気システムの場合)

その給気口に外気清浄機を取り付けることによって、家の中に入る外気をそこで一気にお掃除することができます。

花粉やPM2.5、タイヤカスや粉じんなど、外気の汚れを気にされている方、花粉症などのアレルギー、喘息などの持病をお持ちの方には特におすすめしています。
各部屋に空気清浄機を置く必要もなくなります。

 今は、24時間換気システムの設置が義務付けられていますから、しっかりと計画的な換気計画を行うことをお勧めしています。
予期せぬ空気の侵入をできる限り防ぐことにより、より体にやさしい住まいづくりが実現します。

 

数値はあくまでも目標。目指すところは、お施主様が“快適に心地良く過ごしていただける家”

 断熱材をしっかりと施工することも、冬あたたかく夏涼しい家づくりに重要ですが、その断熱材の効果がいかんなく発揮できるのも、気密施工ができているから。

気密施工は、気密シートや気密テープをはり、あらゆる余分なスキマをなくしていきます。
なかなか手間のかかる作業ではありますが、ここをしっかりと行っておくことで、気密の数値が変わってきます。

また、その気密施工がきちんとできているかの結果が、この気密測定に表れます。

いつも、目標数値を達成することはもちろんのこと、出来る限り良い数値が出せるように奮闘しています。
もちろん、数値ばかり追うのではなく、数値の先には、お施主様が一年を通して快適に過ごしていただける家にすること、という大前提の想いがあります。

そして、数値がきちんとクリアできていることを、自社ではなく、公平な立場の他業者様にお任せすることで、数値に信頼性を持たせるように努めています。


【気密測定 結果】

気密測定も終わり、いよいよ施工も折り返し地点。
内装工事に入っていきます。

高気密高断熱住宅の断熱・気密施工には、通常のおうちより1か月程長くかかります。

時間はかかりますが、それだけ住みやすく省エネルギーなお住まいにする自信はあります。

これからも完成に向けて、一生懸命施工して参ります!

 

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