中川義仁 自己紹介へ

築100年以上の古民家の大改装を行って。湿気から家を守る重要性を学ぶ。

2018/01/29(月) NAKACHUの家づくり

こんにちは!日本中の家をぽっかぽっか住宅にしたい!冬でもあたたかな暮らしをご提供する、枚方市にある中川忠工務店の伝道師、中川義仁です。

 

どこへ行っても「寒いっ!」が口癖のように出てきますね。
先日は東京へ出張でした。
噂に聞いていた通り、かなり東京は寒かったー
そして、数日前に大雪が降った影響で道端にまだかなりの雪が残ってましたね。

羽田空港にて。青空が綺麗でした。

そして、こちらは大阪。

 

 

 

 

 

大阪でも少し山の方。
平地は晴れていたんですが、ちょっと山間部へ行くとこの吹雪。
この場所は、約15年ほど前に古民家の改装をさせていただいたお客様のお宅があるところ。

大阪も、ここのところ本当に寒い日が続いています。

大阪ではめずらしい雪景色

 

 

今日は、その古民家の改装をさせていただいたときの思い出話をしたいと思います。

 

築100年以上にもなる古民家の大改装

「頼むとしたら、中川さんのところって決めていたんです!」

施工のご依頼をいただいたときの、お客様からいただいたその言葉がとても嬉しくて今でも鮮明に覚えています。
大阪でもちょっと山間部にあるその家は、もう何十年と人が住んでおられませんでした。

人が長年住んでいない家は、傷みやすいです。

いろいろな理由がありますが。
・人が出入りしないことで、空気の入替えが出来ていない
・掃除やメンテナンスが出来ていないので、カビやダニ、シロアリや害虫などの被害に遭いやすい、など。

一概には言えませんが、特に築年数がかなり古い建物は気密性が低いことが多く、放置しておくことで外的要因(雨、風、紫外線、など)による傷みも当然起きてきます。

 

築100年以上も経っているのに、重要な家の構造部分が丈夫だった

初めて下見をしに行った日。

私は割と古い建築物が好きで興味があるので、その古民家を見に行くことが楽しみでした。

そして、見に行って一番驚いたこと。
それは、築100年以上も経っているというのに、「建物の重要な躯体がとても丈夫だった」ということです。

建物の躯体とは、建築物の構造体のこと。
建築物を支える骨組みの部分のことで、家にとってとても重要な部分です。

ここが朽ちていると、家自体がいつ崩壊してしまうかわからないほど危険な状態といえます。
築年数が相当年数以上経過している家は、躯体を十分にチェックすることが重要なのです。

話は戻りますが。
築100年以上も経ち何十年も人が住んでいなかったにもかかわらず、どうして建物の躯体に痛みが無かったのでしょうか。

 

考えられる理由としては

〇梁(はり)が太くしっかりとした無垢材で作られていたこと

※梁(はり)とは、建物の床や屋根などの荷重を柱に伝える材のこと。
※無垢材(むくざい)とは、丸太から切り出した自然の木のこと

〇過度な湿気を含まず、常に風が通り湿度が適切に保たれていたこと

古民家は、もちろん木造。

木が朽ちる最も大きな原因は「湿気」です。
湿気は、カビやダニの発生原因となるだけでなく、シロアリをも発生させ、木を腐らせます。

 

また、昔の家作りは「夏」を主として考えられてきました。
つまり、夏をいかに快適に過ごすか、高温多湿な日本の夏に合った家に合うような仕様になっていたのです。

昔の家でよく見かける「土壁」は、調湿効果に優れ、夏のジメジメした湿気を吸ってくれます。
そして、床下が空いた家は、風がよく通る構造になっていました。

イメージでいうとこんな感じです↓

昔の家の構造(イメージ図)

アニメ、サザエさんの家もこんな造りですよね。
床下にネコのタマが入り込むという(笑)

昔はそんな風にして家を建てていたんです。

ちなみに、この構造は、地震の横揺れには強いですが、縦揺れに対しては非常に弱い構造と言われています。
そして、床下が空いているので、通気性はバツグンですが、なんせ、冬が寒い!!!!

 

つまり、適度に乾燥するようになっていた古民家は、湿気から木を守り、100年以上経っても家の大事な躯体を腐らせることがなかったというわけです。

 

湿気から家を守ることの大切さ

以上のことから、家はいかに上手に湿気をコントロールするかがとても重要だと言えます。

ただ、湿気から家を守るために、気密性を低くして風通しを常に良くしておけばいいかと言われれば、そういうわけでもありません。
なぜなら、それは
「家が寒すぎるから」
です。

先ほども書きました通り、日本の家作りは「夏をいかに快適に過ごすか」に重きをおいて、長い間ずっと行われていました。

今は、「冬」です。

「冬をいかに快適に過ごすか」を考えた家作りが、最も重要なことなのです。
なぜなら、寒すぎる家は住む人の健康に悪影響を与え、寿命をも縮めてしまうことが研究の結果明らかにされているからです。
また人だけでなく、現在行われている建築仕様の家で、断熱性が低く、気密性も低い家は、その耐久性も低めてしまうこともわかっています。

つまり、家の気密性・断熱性をあげ、かつ湿度を適切にコントロールする家にするかが、重要なポイントといえます。

 

今の時期は、家の中の寒さによって引き起こされる「結露」にお困りの方も多いと思います。

結露は、放っておくと湿気の元となり、それがカビ・ダニ・シロアリの発生原因となり、家を腐らせてしまいます。
結露が発生した場合は、すぐに水滴を拭き取る。

そして、家を建てる際は、高気密・高断熱はもちろん、家の中の湿度も適切にコントロールするように、設計の仕方は選ぶ建材にも気を使い、長く健康な家になるように努めなければなりません。

 

お客様のご要望を叶える家作りをこれからも行っていくこと

15年前の改装から、ずっと引き続き家のメンテナンスをさせていただいておりますお客様宅にお伺いして、ふっとそんな思いが頭を駆け巡りました。

 

「日本昔話にでてくるような古民家に住みたい」

 

とおっしゃっていたH様。

出来る限り、古民家の風情そのままに、建具も工夫して古い時代のものになるように手作りしたことが、今も懐かしく思い出されます。

お客様のご要望を叶える家作り。
これからもしっかりと行っていきたいなと思います。

 

本日は以上です!

 

◎冬でもぽっかぽかな家を建てる
自然素材をいかした、安心安全な高気密・高断熱住宅造りが得意

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