中川義仁 自己紹介へ

家の耐久性と耐震性、家族の健康をも脅かす内部結露

新築予定の方も、既存住宅にお住まいの方も、
知っておいていただきたい内部結露の怖さ

こんにちは!
暑い夏も涼しく過ごせる家作り。冬もぽっかぽかで一年中快適な室温で暮らせる家が得意な、枚方市にある中川忠工務店の伝道師、中川義仁です。

4月なのに気温がぐんぐんと上がって、夏が早くきそうですね~
今年の夏も猛暑になるんでしょうか。

冬は冬でめっちゃ寒かったのに、夏は夏でめちゃくちゃ暑い。
まさに1年を通して気温の変化が大きい日本。

家はそんな過酷な環境に建っているわけですから、
いかに性能の良い家を建てるかがやっぱり大切だな~と感じます。

異常気象が当たり前のように起こる昨今だからこそ、尚更。

今日は、まさに家をこれから建てる方に知っておいていただきたいこと。
家の中で起きる“夏の結露”について、ご紹介します。

家はいつでも結露する可能性がある

結露

 

結露って、寒い冬の朝窓ガラスがぐっしょりと濡れてしまう、あの現象です。
家の結露は、寒い冬に起きる現象だと思われがちですが、
実は一年中、家は結露する危険性があります。

夏も然り。

それが、実は怖い、「夏の結露」です。

 

夏に起きる結露とは?

夏に家の中で結露が起きることがあまり知られていないのは、冬の結露のように私たちの目で見えるところではなく、
私たちの見えない箇所で起きるから。
冬の結露を表面結露と表すならば、まさに夏の結露は“内部結露

内部結露とは、読んで字の如く、
家の内部で発生する結露
住宅の基礎や壁の中が気付かぬうちに濡れてしまうという、大変怖い結露なんです。

どうして家の内部が結露してしまうの?

それは、湿気と住宅の中の温度差が主な原因。
冬の結露も住宅の温度差と湿った空気が原因ですが、夏も同じです。

特に湿度が高い時期は要注意。
家の内部の湿った空気が、夜になって気温が下がることにより冷やされ、その結果結露が発生します。
たとえば室温が28℃、湿度が80%だった場合、室温が24度になると湿った空気が水滴となって結露してしまいます。
室温が18℃、湿度が80%のとき、室温が約15℃で結露が発生します。

暑い夏に冷たい麦茶。 ガラスのコップの表面にたくさんつく水滴、これも結露の発生と同じメカニズム

空気は温度によって含むことができる水蒸気の量(飽和水蒸気量)が異なり、
あたたかい空気ほど多くの水蒸気を含むことが出来ます。

あたたかい水蒸気をたくさん含んだ空気が冷やされ、「飽和水蒸気量」を超えると、
余分な水蒸気が水に変わります。
これが結露が発生する仕組み。

従って、気温の低さや高さは関係なく、温度と水蒸気の量のバランスで発生するといえます。
つまり、一年を通して結露する状態になる可能性があるということです。

 

恐ろしい“内部結露”がもたらす、家とヒトへの被害

まさに家の中で知らないうちに発生してしまう“内部結露”は、とても危険!

それは、結露することによって発生した水滴が、家の柱や土台を腐らせる原因となるから。
それによって家の重要な構造材を腐食させ、耐震の強度を弱めてしまったり、
カビやダニを発生させ、住む人の健康被害をもたらしたり。
白蟻を繁殖させる要因にもなったりします。

このように建物の耐久性、耐震性を脅かすだけでなく、家族の健康被害の原因となる、怖い内部結露。
部屋の中は快適なのに、知らず知らずのうちに壁の中は結露でぐっしょりと濡れてカビが大量発生していた、
というように非常に気付きにくいのも特徴の一つといえます。

 

長い時間を過ごす家だからこそ、
ずっと丈夫で、家族の健康や安心を守る家であってしかるべきです。

・これから家を建てる方には、
内部結露を発生させない家にするように、
しっかりとした設計と施工を行うこと

・今お住まいお家の方で、内部結露の心配がある方は、
断熱リフォームを。

長くなってきましたので、次のブログでその辺りを詳しく書きたいと思います!

新築予定の方・既存住宅にお住まいの方へ
次回は、◎内部結露を発生させない家作りのコツ

ということで、本日は以上です!

末長く住み継げる家作りを

◎夏は涼しく、冬はぽかぽかあたたかい。
一年中快適な室温で暮らせる家作り。
株式会社中川忠工務店
大阪府枚方市長尾元町6丁目52番7号
お問い合わせはお気軽に 
TEL072-857-6138

 

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