断熱性、気密性、住宅の性能を重視した家づくり、“長尾の家”の完成見学会が終わりました。
中川忠工務店の緒方です。
(新型コロナウィルスの影響により、一部未完成な状態での完成見学会でしたが、ご理解のうえ来場いただき、本当にありがとうございました。)
もうすぐ4月とはいえ、当日は関東では積雪があったそうで関西も肌寒い一日。
しかしこういった寒い日こそ、高断熱高気密住宅のあたたかさを感じていただけます。
長尾の家は、“家の中をもっと心地よく快適に。健康な毎日を過ごせるように”をモットーに、住宅性能を高めることによって、キレイで気持ちの良い空気に包まれる住空間づくりを目指しました。
その長尾の家の特長を、何回かのブログに分けてご紹介しますね~
まずは玄関!
◎高断熱玄関で、玄関からの熱損失を防ぐ
まずは玄関ドアの厚みに注目。
YKKAPの高断熱玄関ドア、イノベストD70を採用。
家の熱損失が高い部分は、窓とドア。
つまり、窓とドアの断熱性が低いと、夏は暑く、冬は寒い家になる原因に。
冷暖房を効率よく効かせるためにも、高断熱な窓とドアにすることは重要。
優れた断熱性能を発揮する高性能断熱パネルが採用されているため、玄関ドアはこの厚みになっています。
扉内外は、高耐候天然木。
美しい木が際立ちます。屋外でも、長く美しい天然木の風合いを楽しめます。
また、断熱性や意匠性だけでなく、使いやすさも抜群。
カギはキーレスの「スマートコントロールキー」。
わざわざ鍵を取り出さなくても施錠、開錠が可能。カギ穴を見せない高い防犯性も特長のひとつ。
お部屋への入口を分けることで、キレイを保ちやすい玄関を実現
長尾の家は、玄関入口がリビングダイニングと直結している、開放的な空間になっています。
だからこそ、玄関は常にスッキリとキレイに整えておきたい。
日々生活していると脱いだ靴でどうしても散らかりがちな玄関だからこそ、長尾の家はご家族様とゲスト様で出入り口を分けました。
その扉がこちら。
扉を開けると、シューズクローゼットになっています。
上着をかけたり、傘やベビーカーなども収納できるように。
可動棚で、住む方の好きなようにカスタマイズできるように制作。
ご家族様が多いと特に散らかりやすくなる玄関ですが、シューズクローゼットの入口に扉をつけることによって、外から見られないように配慮。
常にキレイでスッキリとさせた玄関をキープしやすくしました。
耐久性の高い家づくりのための工夫
そしてこの玄関土間には、耐久性の高い家づくりのためのヒミツが隠されています。
玄関土間と框との間にわずかにスキマが空いているのがわかるでしょうか?↓
敢えてつくられているこのスキマ。
このスキマは、基礎の風通しをよくするためにあけられています。
気密性を高め無駄なスキマがないため、基礎部分も密閉空間になっています。
そこで空気が循環しないと、カビや結露などの発生リスクを高め、やがては木を腐食させる原因にもなってしまいます。
そこで、遅滞なく空気が流れるようにして基礎部分の風通しを良くし、その空気は排気口から吸い上げれれて外に出ます。
気密性が高い家ほど、このような換気計画は非常に重要になります。
その換気計画も、家の中の室温を維持できるように綿密に考えて行われているんです~
長尾の家の玄関 まとめ
・高断熱玄関ドアで、玄関からの熱損失を抑制する
・使いやすさと防犯性の高い玄関で、毎日を安心して快適に過ごすお手伝い
・散らかりがちな玄関をスッキリさせる工夫を
・基礎部分にも空気を通す施工で、結露やカビの発生を防ぐ
次回は、ご家族様やゲスト様が集う、リビングタイニングをご紹介します~
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