パッシブハウスを建てる想い
パッシブハウス - Passive House - をつくる理由
中川忠工務店の中川義仁です。
私たち中川忠工務店は、住宅性能に注力し、
環境先進国ドイツのパッシブハウス研究所が規定する、厳しい省エネ基準を満たす住宅、パッシブハウスをはじめ、
高断熱高気密の家づくりを行っています。
それは、そこに住む人の暮らしが変わることを知っているからです。
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きっかけは、最愛の弟との永遠の別れ
もう数十年前になります。
中川忠工務店で一緒にがんばってくれた弟が病気で急死しました。
まだ、40歳を過ぎたところ。
早すぎる別れでした。
病名は、「急性心筋梗塞」。
発症してすぐに適切な処置を受けられたら良かったのですが、病院では食あたりと言われ、容態が急変したときには手遅れでした。
元気に職場で別れた土曜日の深夜に倒れ、翌々月曜日の早朝、空へ旅立ってしまいました。
あまりにも突然で、家族みんな大きなショックを受けました。
人生には限りがあること、
大切な人とまた明日も会える保証はないこと、
別れは突然にやってくることがあること、
分かっていても、なんとなく他人事のように感じていたことを、深い悲しみ共に実感しました。
命の大切さ、健康の大切さ、家族や大切な人と過ごす何気ない毎日の有難さ、貴重さ・・・。
誰だって、出来る限り長く、毎日を家族や親しい人たちと元気で過ごしたいと願っています。
だからこそ、身体に優しく健康に良い影響を与える家づくりがあるなら、家を作るものとして、家族の元気や笑顔を守れる家づくりをしていきたい、行うべきだと強く思いました。
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今の日本の住宅は、寒くて暑い。冬季は寒暖の差が体に負担をかけることも
私も長く家づくりに携わってきましたが、
今までの日本の住宅は、やはり、夏は暑くて冬は寒い。
特に昨今の夏は異常に暑く、家の中にいても熱中症を発症するリスクがあり、最悪の場合、死に至る事さえあります。
また、逆に冬は寒い。
問題なのは、日本の住宅に多い局所暖房。
暖房をつけている部屋と、無暖房の部屋、廊下、トイレ、浴室などとの温度差が大きく、
その激しい温度差から、ヒートッショックを引き起こすリスク高まり、
それにより、心筋梗塞をはじめ、脳梗塞や動脈硬化など、命の危険にさらされたり、命が助かっても後遺症に悩まされるような、重篤な病を発症することがあります。
弟が心筋梗塞を発症したのも、まだ寒さが残る3月でした。
家の寒さが原因だったのかどうかはわかりませんが、なにか手立てがあるならば、室温にムラのない、あたたかな住宅であったならと悔いが残ります。
家が住む人の凶器であってはならないと、心の底から思います。
だからこそ、世界からみても遅れている日本の住宅性能を向上させるべきだと強く感じました。
高い住宅性能を誇る、パッシブハウスの家づくりは、これからますます必要になります。
冬はあたたかく、夏は涼しい、パッシブハウス
パッシブハウスは、超高気密高断熱で、
出来る限り自然エネルギーを利用して、省エネルギーでも一年中快適な室温で暮らせる住宅。
家中、どこにいっても快適。
この一定の室温に保てる温熱環境が、私たちの心や体に良い影響を与えます。
暑さや寒さのストレスが無く過ごせることで、暑さ寒さの不平不満もなくなります。
実際に、パッシブハウスで生活されて、体調がすごく良いとのお声もいただいています。(お客様の声はこちらから)
そんな快適な家づくりがあることを、たくさんの方に知っていただきたい。
そして、毎日暮らす家が、元気の源となるような、家族の健康を守る礎になればと願っています。
そんなことを思いながら、住宅の性能向上を目指し、
世界からみても基準が高いパッシブハウス建築を行っています。
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