アレルギーの発症を防ぐ家づくり
【アレルギーを発症する子どもが増えているからこそ、アレルギーを予防する家づくりを】
01 性能と建材にこだわって家を建てること
住宅やオフィスなどの建物内で、体調不良を起こす、「シックハウス症候群」。
花粉症を突然発症する方がいらっしゃるように、シックハウス症候群も、いつ、誰が発症してもおかしくありません。
症状としては
・だるい
・やる気や気力がわかない
・イライラする
・アトピー
・ぜんそく
・肩がこる
など、症状はさまざま。
特に、ニオイに弱い人・敏感な人、アレルギー疾患を持っている人は要注意です。
では、出来る限りシックハウス症候群やアレルギーを発症させない家づくりとは、どうしたらよいのでしょうか。
1)家を高気密化すること
アレルギー疾患をお持ちの方にオススメしたい家づくりのポイントひとつめが、家の高気密化。
昔と違って、外の空気は様々な問題を抱えています。
・花粉・PM2.5・排気ガス・車のタイヤかす、など。
そのため、外気を自然に家の中に取り込むのではなく、室内の空気を新鮮でキレイな状態に保つために、家の高気密化が必要になってきます。
2)住宅の室内環境をアレルギーフリーの空間にすること
家を高気密化すればするほど、室内の空気を出来る限り有害な化学物質のないようにすることが重要です。
言い換えれば、高気密化した室内を、常にキレイな空気で保つことで、アレルギーを起こしにくい家にすることができるということです。
1、換気システム
高気密住宅に重要なのが、適切な換気システムを導入すること。
オススメなのが床面排気・床面給気の換気システム。
有害物質を室内にまきあげることなく除去することが可能です。
換気システムによって、室内の有害物質(花粉・ハウスダスト・ウィルス・ホコリ・臭気など)を強力排気することが大切です。
また、換気システムに欠かせないのがメンテナンスです。
定期的にフィルターを掃除しないと、フィルターが目詰まりを起こし、換気不足になったり、余計な電気代がかかってしまったり、逆にばい菌が繁殖してしまうことも。
お掃除しやすい換気システムを導入することも重要なポイントです。
さらに、熱交換換気システムにすれば、換気によって部屋の温度が暑くなる、寒くなるといった室温に関するお悩みも解決です。
2、使用する建材に注意する
特に注意していただきたいのが、室内の内装材。
出来る限り化学物質を含まない自然素材を使うことで、アレルギーの発症を抑制することにつながります。
・無垢材
・カルクウォール
・食品レベルの素材で作られた塗料
・紙クロス(オガファーザー)
など。
自然素材と謳われている建材の中でも、全成分が公表されているものを選ぶことがオススメです。
【安全な素材にこだわって仕上げた一室:無垢のフローリング、紙クロス、漆喰の塗り壁】
3、生活用品に注意する
シックハウス症候群は、家の建材のみを注意すれば良い、というわけではありません。
近年気密性が高まってきている住宅に住むからこそ、家の中で使う生活用品にも注意が必要です。
・殺虫剤
・香りの強い柔軟剤
・芳香剤
・消臭剤
・タバコ
・防虫剤
・シャンプー
・リンス
・石鹸
・合板家具
・入浴剤
・整髪料
・毛染剤
など、気をつけたほうが良いものはたくさんあります。
現在、日本人の約9割以上の方が、何かしらアレルギー症状を持っていると厚生労働省は発表しています。
また、アレルギー患者は年々増加傾向にあり、一度何らかのアレルギーを発症してしまった場合、そのアレルギーは一生持ち続けることになります。
3)シックハウス症候群からもっと怖い化学物質過敏症を発症するケースも
化学物質過敏症とは、わずかな化学物質で全身にさまざまな症状を引き起こす病気のこと。
一度に多量の化学物質にさらされたり、少量でも長期間に渡り化学物質を取り込むことによって、その人の身体の許容量を超えたときに発症します。
発症してしまうと、ごくわずかな化学物質に触れただけでも強い身体の反応を繰り返すことになります。
そうなると日常生活に支障をきたす危険性があるほど、大変怖い病気といえます。
誰でも、いつでも、発症してしまう可能性のある病気なので注意が必要です。
4)まとめ
毎日を元気に健康に過ごすためにも、自分の身体は自分で守らなければなりません。
また、小さなお子様や体力が低下しがちな高齢者の方には特に配慮が必要です。
シックハウス症候群やアレルギー疾患を発症しないためにも
・家の高気密化
・自然素材を使って家をつくること
・身の回りの生活用品に気を遣うこと
をぜひ気にしてみて下さい。
家は、もっと快適で住み心地の良いものになります!!少しでも楽しい家づくりの参考になれば嬉しいです。
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