住宅性能をあらわす、Q値、UA値、C値とは

住宅性能を表す数値として、Q値、UA値、C値があります。
これらの数値は、高断熱高気密住宅を建てるうえで重要なものとなります。

【高性能住宅長尾の家(Q値1.1 UA値0.3 C値0.2)】

01 Q値とは?

Q値は、「その家がどれくらい熱が逃げやすいのか」を表す数値です。
熱損失係数”のこと。

Q値の求め方は、
【Q値=(各部の熱損失量の合計+換気による熱損失量の合計)/ 延床面積】

この数値が小さいほど、断熱性が高い家となります。

つまり数値が低い家は、冬は暖房であたためた熱が、夏は冷房で冷やした冷気が外へ逃げにくく、快適な室温を保つための冷暖房費がかかりにくい、省エネ性能が高い家といえます。

02  C値とは?

C値は、「その家にどれくらいのすき間があるのか」を表す数値です。

C値=相当すき間面積
C値=住宅のすき間の合計面積/延床面積

この数値が小さいほど、すき間が少ない家となります。

いくら高性能で断熱性能の高い断熱材を使用しても、家に無駄なすき間が多いとそこからすき間風が流入してしまいます。
空気の通り道を少なくすることで、熱の逃げにくい住空間にすることができます。

また、気密性を高めることで、家の中の空気を常にキレイに保つための換気計画もしやすくなります。

丁寧な施工で家のすき間を埋めることで、断熱性を高く、かつ、健やかな空気環境な家づくりを実現します。

03 UA値とは?

UA値は、「その家がどれくらいの熱量が家の外に逃げやすいのか」を表す数値です。

UA値は、“外皮平均熱貫流率”ことをいい、
UA値=(各部の熱損失量の合計)/延べ外皮面積】 で求められます。

この数値も、数値が低いほど、断熱性能が高い家となります。

◎ここでポイント Q値とUA値の違いとは?

Q値もUA値も、家の断熱性能を表し、計算式の基本的な部分は同じです。

しかし、Q値は換気による熱損失を考慮して数値が算出されるため、より実際の冷暖房エネルギーに考慮した数値となります。
つまり、Q値の数値が低いほど、より省エネルギーな住宅といえます。

04 まとめ

Q値、C値、UA値はいずれも、家の間取り、方角、立地条件、断熱の施工方法など、様々な要件を考慮して算出します。

将来の冷暖房費も試算できますので、建築の予算と家のランニングコストを考慮して、断熱性能を決定していくこともおススメです。

*2020年以降にクリアすべき基準値として、国が定めている外皮の基準値(関西 6地域の場合)
UA値 0.87

◎ NAKACHUの家では、国の基準を上回る住宅性能の家をご提供しています。

 高気密高断熱住宅 施工例
香里の家
【Q値 1.1 UA値 0.32 C値 0.2】
 

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