枚方市で、パッシブハウスをはじめ、
一年を通して快適で健康的な暮らしを実現する、
高断熱高気密の注文住宅新築工事を行う、
中川忠工務店の緒方です。
今回は、私の母が罹患している、悪性リンパ腫の闘病のお話。
ご興味がある方のみ、読み進めていただければ幸いです。
また、あくまでも私が見聞きした情報であることをご了承ください。
良かったらまずはこちらから・・・。
悪性リンパ腫と診断されてから、抗がん剤の治療が始まっています。
抗がん剤は、全部で6クール。
現在、3クール目を行っています。
免疫力が落ちるからこそ、気を付けたい感染症
母が罹患した悪性リンパ腫をやっつけるために有効なのが、化学療法(抗がん剤)。
この、抗がん剤って、すごく免疫力を下げてしまうのだそう。
特に悪性リンパ腫は、言わば癌細胞が全身を巡るようなイメージ。全身に抗がん剤を効かせるために抗がん剤の影響を受けやすく、臓器にできるような癌治療とは異なり、治療も抗菌室で行っています。
手洗い、うがい、消毒、歯磨き、など、とにかく除菌を徹底!
面会も、一日一回五分まで。(感染対策をしっかりと行います)
自宅も病院を同じような抗菌を保つ
抗がん剤治療は、病院で約2週間ほど入院して行い、その後次の入院まで、自宅療養期間を2週間ほど取ります。
この、自宅療養期間、これが、結構大変です。。。
悪性リンパ腫で抗がん剤治療を行っている場合、とにかく気を付けないといけないのが感染症。
私のような特に持病もなく健康で過ごせている人なら大丈夫なことでも、母にとっては命にかかわる事になることがたくさん。
つまり自宅療養中の最大のポイントは、感染症を起こすことなく無事に過ごすこと!
家は常に清潔に。少しの菌でも感染症につながる
感染症対策として、病院からとにかく気を付けて!と言われたこと
- 体調のすぐれない人や感染対策ができない未就学児との接触を避ける
- ちょっとした傷にも要注意。小さな傷も治りにくく大事になることも
- 過ごす家の清潔さを保つこと!
特に驚いたのが、「住居チェック」です。
一回目の入院の退院前に、看護師さんから、
「今の住居をチェックします!」という驚きのお話。
それは、自宅療養中に感染症で残念ながら命を落とす患者さんがいるらしく、病院スタッフが患者が過ごす住居を確認し、気を付けるべきこと、直すべきことなどをアドバイスしてくれます。
つまり、それだけ、ちょっとした菌でも感染しやすいってことなんですね・・・・。
【イメージ写真です。ちなみに、観葉植物を置くこともNG】
- 家の掃除は毎日(もちろん、患者本人には掃除はさせない。掃除のときは、患者や別の部屋に移動)
- 寝具は常に清潔に
- ホコリのたまりやすいものは置かない(出来る限り物を減らして、ホコリがたまらないようにする)
- 患者の洗濯物は外干しはしない。家の中に干す。
- 外に出る時は、工事現場などのホコリがたちやすいところや、田畑の傍などもさける
- 患者と接する時は、常に感染対策を行う。
など、とにかく注意点がたくさん。
免疫力ってすごく大事
そこまで気を付けなければいけないのは、とにかく抗がん剤治療で免疫力が下がるから(下がり方は人によるみたい)
母の白血球の量は、治療を始める前よりも既に6割程まで減っていて、今後抗がん剤の回数が増える度に白血球は減るのだそう・・・。最終的に3割くらいまで減る可能性があるみたい・・・。
特に高齢者は下がりやすく、なかなか白血球の数値が上がりにくいそう。
だからこそ、少しの菌も気を付けないといけないそうです。
実際に自宅療養期間を経験して
これが、、、なかなか大変です。
うちは元々、結構物も多い家だったので、物減らしからスタート。
普段、整理収納アドバイザーとして、収納は約8割ほどの物の量がつかいやすいです!
なんてアドバイスする立場なのに、いざ自分の物となると、物の量の多さに驚きます。
そして、日常、いかに掃除が行き届いていないかも思い知らされました・・・。
毎日掃除していても、ホコリって本当にすぐたまる・・・。
掃除しやすい家、物の量の少ない家って、すごく大事だと痛感しました。
今まで、ご家族の介護でのリフォームのご相談を受けたり、実際に施工させていただいたこともあります。
病気の家族を支える大変さって、やはり、その立場になってみないと身に染みてわからない部分もあったなあと感じています。
(母はまだ自分のことが自分でできるので、介護とまではいっていませんが)
そして、生活する家って、やっぱり大切なものだと痛感します。
この経験をいかして、クリーンに保てる部屋、掃除しやすい部屋など、病気のご家族を支えやすい家づくりのお手伝いもしていければと思っています。
そして。
もっと、自分の家の物を減らそう(笑)
↓ルンバが使いやすくてお掃除がしやすい、大阪パッシブハウス
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