年末年始の冬季休業も終わり、2020年仕事初めです。
中川忠工務店の中川義仁です。
今年もひとつひとつ丁寧に。真心こめて施工していきます。
前回のブログでも書きましたが、やはり気になるのが家が寒いというお悩み。
家の寒さでお悩みの方が非常に多いこと。
良かったらご覧くださいね~
◎年末年始の帰省で改めて感じる実家の寒さ。なぜ、実家は寒いのか?
寒いのは辛い。
辛いという不快さを耐えないといけないだけでなく、家の寒さが原因で、風邪を引く、ヒートショックを引き起こす、アレルギーが悪化する、頻尿になる、腰痛膝痛関節痛が悪化する・・・、など、健康を害する要因ともなるので注意したいところ。
だからこそ、寒い家はあたたかく過ごせるように改善する、
冬でもあたたかく過ごせる家づくりをする。
夏も冬も一年中快適に元気に過ごせる家づくりがあることを、伝えていく。
昨年に始まっております家づくりも、冬もあたたかく過ごしていただけるように、家の性能向上にこだわっています。
断熱性、気密性をアップさせ、熱交換ができる換気システムの導入。
冷気がぐんぐん入ってくる窓には、高断熱な窓を採用。
高性能な家づくりの実際の様子
高性能な家づくりって、実際にどんなことをするの?
そう思われている方も多いと思います。
今実際に施工している現場の様子を少しご紹介しますね。
基礎断熱
まずは基礎でしっかりと断熱を行います。
基礎断熱といって、床下空間も室内空間のひとつと考え、基礎内部を断熱材でおおいます。
基礎断熱を行うことによって、ヒートブリッジ(熱橋)を抑制。
ヒートブリッジは、断熱材が入っていない部分が熱を伝えてしまう現象のこと。
つまり、基礎断熱を行うことによって、床下から熱を伝わりにくくし、夏涼しく冬あたたかい家づくりに一役買ってくれます。
また、通気施工とシロアリ対策も行うことで、腐食や白蟻被害を抑制します。
屋根の断熱と通気施工
熱い太陽熱が当たる屋根。
ここの断熱施工が不十分だと、夏は家の中が暑くなる原因に。
屋根には300㎜の断熱材を施工。
一層目100㎜の断熱材を入れたところで、垂木の上に遮熱シートを施工。
その上に通気胴縁を打ちます。
屋根の合板がルーフィングで蒸れて腐らないように、風がしっかり通るようにします。
断熱気密も大切ですが、高温多湿で蒸れやすい日本では、通気施工を行うことも大切です。
それによって、長持ちする耐久性の高い家づくりが実現します。
室内の断熱・気密施工
室内にも厚みのある断熱材をスキマなく施工していきます。
断熱材は、熱が伝わることを抑えてくれるため、夏は熱さを、冬は冷気をカットするために非常に大切なもの。
断熱材の種類や厚みによって効果が変動するため、どんな断熱材を、どのくらいの厚さでいれるかも重要。
また、スキマなく断熱材がその効果を思う存分発揮できるような状態で入れていくのは、熟練の大工の腕にかかっています。
断熱材が入れ終わると、気密シートと気密テープであらゆるスキマをふさいでいきます。
ここで少しでも余計なスキマがあると、この後行われる気密測定に影響が出るため、目標の気密数値が確保できるように慎重に施工していきます。
高断熱な窓の施工
壁にあいた大きな穴である、窓。
採光や通風、景色を眺めたりと大切な役割がある窓ですが、実は家の中で一番熱損失が高い場所なんです。
つまり、夏の熱さも冬の冷たさも、窓から伝わってくる割合が大きい。
だからこそ、窓はできる限り高断熱な高性能なものを取り付けることがおススメ。
ただし、大阪などの人口密集地は特に、防火・準防火地域と指定されていることがほとんどのため、使用できる窓の種類が限られているので注意が必要です。
ちなみに。
基礎断熱、屋根の断熱施工、内部の窓の取り付けと断熱施工がほぼ終わった状態で、室内で作業していると、
真冬なのに暑くて上着が邪魔になってきます。
ふと、室内の温度が気になってサーモカメラで撮影してみると、、、
なんど、21.3度。
もちろん無暖房で、気密施工はまだ。
外壁(付加断熱)の施工も終わっていません。
コールドドラフトが起きやすい窓の部分も見事にオレンジ色!
断熱施工と高断熱の窓の凄さを感じます。
まだ施工途中なのでご紹介はここまでですが、冬あたたかく夏涼しく保てる家にするためには、それだけ施工の手間もかかってきます。
しかし、手間をかけただけ、仕上がった後のそのお住まいでの暮らしが変わります。
ですから。今春の竣工に向けて、2020年も大工一同一生懸命施工していきます。
これからも、家の性能って実際どうなのか?どんなことをしているのか?
わかりやすく伝えていければと思っております。
本日は以上です。
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