緒方ゆうこ 自己紹介へ

アトピーから学ぶ、心の声に耳を傾ける暮らし

公開日:2025/10/26(日) 更新日:2025/10/26(日) 健康・美容のことつぶやき

中川忠工務店の緒方です。

長年、アトピー性皮膚炎を患っています。

寝れないほどの痒みと痛みも経験したけれど、

今は落ち着いてきたとはいえ、完全に痒みがでない日はない。

そんなアトピーと付き合う日々の中、思うこと。

アトピーが教えてくれた、体と心の整え方について。

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■ 幼少期からのアトピーとの付き合い

私は生まれた時からアトピーに苦しんできました。

物心ついたときから、よく身体をかきむしって、血だらけになっていたことを覚えています。

 

小学生になると、アトピーでよくある症状、

膝や肘の内側の関節部分は、かきむしっていつもただれていました。

小学生で並ぶときによくやる、

「前ならえ!」

といって、腕を前にのばす動作、

あれがとてもイヤでした。

なんてことない動作なんですが、

半袖の制服を着ていると、

かきむしってただれた腕が丸見えになるんですよね。

周りの人はそんなに気にしていなかったかもしれない。

でも、子ども心に、つらかったことを覚えています。

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「なんで私だけ、こんなに肌がボロボロなんだろう」

周りのキレイな肌の友だちと比べては、落ち込む日々。

成長と共に落ち着いてきたアトピー。・・・でも

幼少期はつらかったけれど、

だんだん、成長と共にアトピーの症状も落ち着き、

高校生くらいになるころには、見た目に分からないほどになりました。

しかし、落とし穴は待っていました。

しかし、大人になって、一人暮らしをはじめ、まず起こったのが食生活の乱れ。

それまで親が用意してくれていた毎日の食事が、

どれだけバランスがとれた体に良い物だったかを痛感。

仕事に追われ始めると、疲れやストレスから再びアトピーが激悪化。

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アトピーはきまって夜中にかゆみが増します。

かゆくて眠れない、

かきすぎて布団が血だらけに。

眠れない日々と、化粧もできないほどただれた顔。

人目に見せられない程、かいて傷だらけの肌。

痒くて、かきすぎて痛くて、痛くて、痛くて、

それでも痒くてかいてしまう。

その時初めて、「アトピー」と本気で向き合いました。

そこで気づいたのは、「肌は体の内側の状態を表している」ということ。

 

■ アトピーは「体の中の乱れ」のサイン

 

アトピー性皮膚炎は、ただの痒み・肌荒れじゃない。

その痒みの原因は、免疫バランスの乱れ・腸内環境の悪化・自律神経の不調 など、

身体の悲鳴を、痒みで教えてくれているのです。

 

たとえば、腸には全身の約70%の免疫細胞が集まっており、「腸は免疫の要」とも呼ばれています。

腸内環境が乱れると、炎症を抑える免疫機能が低下し、皮膚の炎症が悪化しやすくなります。

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また、ストレスや睡眠不足によって自律神経が乱れると、

交感神経が過剰に働き、かゆみが強まったり、皮膚のバリア機能が低下することもわかっています。

つまり、肌トラブルは「体の中の乱れ」が表面に現れたサインなのです。

 

■ 暮らしを整えることが、いちばんの治療

 

再びアトピーが悪化したのをきっかけに、私は生活を根本から見直しました。

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  • 腸を整える食事:発酵食品や野菜中心の食事を心がけ、加工食品をできるだけ控える
  • 睡眠リズムの改善:22時〜2時の「肌の修復ゴールデンタイム」にしっかり休む
  • ストレスの軽減:深呼吸や軽い運動で自律神経を整える
  • 身に着けるものを見直す:肌に触れる物(化粧品・肌着・洗剤・シャンプーなど)を化学物質や有害な物質を含まない、身体にやさしいものに変える

 

すると、本当に少しずつですが、肌のかゆみが徐々に落ち着き、

頼っていたステロイドの塗り薬も徐々に手放せるようになってきました。

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■ アトピーがくれた大切な気づき

 

アトピーは、長年私にとって悩みの種でした。

けれど今では、「自分の体の声を教えてくれる存在」だと感じています。

 

食事、睡眠、ストレス——

どれか一つでも乱れると、肌はすぐに反応します。

でもそのおかげで、自分の暮らしを丁寧に見つめ直すきっかけをもらいました。

 

アトピーを通して学んだのは、

「自分を大切にする暮らしこそ、最良の治療法である」

ということです。

 

とはいえ、やっぱり痒みは起きやすく、

薬に頼ることもあるけれど、

頼るときは薬に頼って無理をせず、

まずは皮膚を健康な状態に戻すことが大事だと割り切っています。

 

痒みがひどいとき、

つらいとき、

生活が乱れていないか?

無理していないか?

身体を労わっているか?

 

自分を労われるのは自分自身だけ。

健康で元気に過ごしたいからこそ、

身体の声を聞く毎日を大切にしています。

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