高断熱高気密住宅って結局何が違うの？

よく聞くけど、正直よく分からない

★宜しければこの記事からどうぞ↓

住んでから気づく「こんなはずじゃなかった」を防ぐ家づくりの考え方

家づくりを考え始めると、必ず出てくる言葉。

「高断熱」「高気密」

 

大切そうなのは分かるけど、

 

• 何がどう違うの？
• どっちが重要なの？
• 両方必要なの？

 

こんな疑問を持つ方は、とても多いです。

中川忠工務店の中川です。

 

まずは一言でいうと…

 

• 高断熱＝熱を伝えにくい家
• 高気密＝すき間が少ない家

 

この2つは、セットで考えてはじめて意味があります。

 

高断熱とは？｜「魔法瓶」のような家

 

• 高断熱の役割

 

【外の暑さ・寒さを、家の中に伝えにくくすること】

 

イメージは、魔法瓶です。

【暖かさを保つ魔法瓶】

外が寒くても、中の暖かさを逃がしにくい。

 

 

高断熱だと、こんな違いが出ます

 

 

• 冬でも室温が下がりにくい
• 夏の冷房が効きやすい
• エアコンの稼働時間が短くなる
• 結露が起きにくい
• 光熱費の負担が減る

 

高気密とは？｜「すき間風」がない家

 

• 高気密の役割

 

家の中の空気が、意図しないすき間から逃げないこと。

 

どんなに断熱材を入れても、

すき間だらけだと、空気はどんどん出入りします。

 

 

高気密だと、こんな違いが出ます。

 

 

• すき間風がなく、足元が冷えにくい
• 室内の温度ムラが少ない
• 換気が計画通りに機能する
• 花粉やホコリの侵入を抑えやすい

 

【気密シートと気密テープで気密性を高めた空間。施工事例：高断熱高気密　長尾の家　施工中の風様子】

 

 

 

よくある勘違い｜断熱だけ良くてもダメ？

 

 

結論から言うと、

断熱だけ良くて、気密が低い家はとても多いです。

 

せっかく断熱材を入れても、

 

• すき間から冷気が入る
• 暖かい空気が逃げる
• エアコンが常にフル稼働
• 結露が起きやすい

 

 

これでは、本来の性能を発揮できません。

 

 

 

高断熱 × 高気密で、初めて「快適な家」になる

 

 

この2つがそろうと、暮らしはこう変わります。

 

• 冬でも床が冷えにくい
• 家中の温度差が少ない
• 夏、冷房が効きやす
• エアコン1～２台で家中の室温が安定しやすい
• ヒートショックのリスクが下がる
• 家の中で起きる熱中症を予防する
• 光熱費が抑えやすい

 

 

「なんとなく暖かい」ではなく、

数字と体感の両方で違いが分かる家になります。

 

 

 

 

数字で見ると、ここをチェック

 

• 断熱性能 → UA値・・・数字が小さいほど、熱が逃げにくい

 

• 気密性能 → C値・・・数字が小さいほど、すき間が少ない

 

中川忠工務店では、

なんとなく、高断熱高気密・・ではなく、

家を建てる前に　建もの燃費計算を行い、

その結果にそって、設計計画・施工を行います。

【建もの燃費計算：実際に施工させていただいた物件の一例】

 

ちなみに、UA値　0.22　は、

経済産業省が定める、ZEH（ネット・ゼロ・エネルギーハウス）基準（UA値0.6以下）は、大幅にクリア、

2025年に義務化された、最高等級である、断熱等級７（Ua値0.26以下）も超える性能です。

高い省エネ性と、体感できる快適性はとても心地良く、

外気の影響を受けにくく、夏は涼しく冬は暖かい、

家全体が均一な温度に保たれる、快適な室内環境を目指して、計画しております。

 

そして、C値は測定しないと分かりません。

 

だから私たちは「気密測定」を行っています

 

【全棟　気密測定を行っています】

高気密は、

「やっているつもり」では意味がありません。

 

実際に測って、

数値で確認することがとても重要です。

 

 

まとめ｜どちらかではなく、両方大切

 

高断熱だけ、高気密だけ、では意味がありません。

高断熱＋高気密 であって、本当の快適さが実現します。

 

 

家づくりで迷ったら、

ぜひこの2つをセットで考えてみてください。

 

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