【家づくりの知恵】高気密住宅とは?家の快適さを左右する「気密性能」の重要性
家づくりを考え始めると、「高断熱」「高気密」という言葉を目にする機会が増えてきます。
中川忠工務店の中川です。
【施工事例:大阪パッシブハウスは超高気密空間。C値0.1】
高断熱はもちろん、高気密も重要。
でも、「気密って本当に必要なの?」と思われる方も多いのではないでしょうか。
実は、気密性能は住宅の快適性や省エネ性、さらには住まいの寿命にも関わる、とても重要な性能です。
今回は、高気密住宅にはどのようなメリットがあるのかをご紹介します。
【大阪パッシブハウスのC値0.1は、一般的な住宅のスキマのおよそ10分の1のスキマ。家のスキマを集めても、名刺半分くらい】
高気密住宅とは?
気密(C値)とは、「家にどれだけすき間があるか」を表す性能です。
どれだけ高性能な断熱材を使用していても、家にすき間が多ければ、そこから冷暖房した空気が逃げたり、外気が入り込んだりしてしまいます。
つまり、断熱性能を最大限に発揮するためには、高い気密性能が欠かせないのです。
高断熱、かつ、高気密、であることは、これからの家づくりの最低でも守られるべき要素であると考えています。
例えるなら、断熱材は「魔法瓶の断熱層」、気密は「しっかり閉まるフタ」のような存在。
フタが開いたままでは、どんなに性能の良い魔法瓶でも保温できないのと同じです。

では、高断熱であることを前提として、
かつ、「高気密であることのメリット4つ」をわかりやすくご紹介します。
① 冷暖房がよく効き、一年中快適
高気密住宅は、室内の快適な空気を外へ逃がしにくくします。
そのため、
-
夏は涼しさが長持ち
-
冬は暖かさが持続
-
エアコンの効きが良い
-
家中の温度差が少ない
という快適な住環境が実現します。
リビングだけ暖かく、廊下や洗面所が寒いという温度差も少なくなるため、毎日の暮らしがより快適になります。

【先日お伺いさせていただいた大阪パッシブハウス、大雨で湿度が猛烈に高い蒸し暑い日でも、室内はからっと快適な温湿度を保っていました。お施主様も「毎日快適です」とのお声を頂戴しました】
② 光熱費を抑えられる
冷暖房の効率が良くなることで、エアコンが無理に運転する時間が減ります。
つまり、必要以上のエネルギーを使わずに済むため、毎月の電気代も抑えやすくなります。
これから電気料金の上昇が続く時代だからこそ、省エネ性能は家計にとっても大きなメリットになります。

【太陽光発電システムを取り入れている大阪パッシブハウスのお宅では、家族5人で、およそ年間の電気代の負担は3万円程度というお話でした】
③ 計画換気が正しく機能する
現在の住宅には24時間換気システムの設置が義務付けられています。
しかし、気密性が低い住宅では、換気システムが空気を取り込むべき場所ではなく、家中のすき間から空気が入り込んでしまいます。
高気密住宅であれば、設計どおりに空気が流れ、
-
新鮮な空気を取り込み
-
汚れた空気を排出する
という計画換気がしっかり機能します。
室内の空気環境を整え、より健康的な暮らしにつながります。
【大阪パッシブハウスでは、暖房、冷房、除湿、空気清浄、換気を1台の機械で行っています(パッシブハウスと相性抜群のゼンダーコンフォホームを採用)】
④ 結露やカビを防ぎ、家が長持ちする
冬場、暖かい室内の空気が壁の中へ入り込み、冷たい部分で結露することがあります。
これを「壁内結露」といい、
-
カビの発生
-
木材の腐食
-
断熱性能の低下
など、住宅の寿命を縮める原因になることがあります。
高気密住宅では壁の中へ湿った空気が入り込みにくくなるため、こうしたリスクを大きく減らすことができます。
見えない部分だからこそ、住まいを長く守るためには重要な性能です。

【スクラップ&ビルド、ではなく、目指すはサスティナブル建築。次世代に住み継げる家づくりを行っています】
気密性能は「測定」して初めて証明されます
実は、高気密住宅は「高気密です」と言うだけでは証明できません。
そこで行うのが気密測定です。
専用の測定機器を使って家全体のすき間を数値化し、「C値(相当隙間面積)」として性能を確認します。
C値は小さいほど気密性能が高いことを意味します。
どれほど設計が優れていても、施工精度が伴わなければ高い気密性能は実現できません。
つまり、気密性能は職人の丁寧な施工技術の証でもあるのです。
【実際の気密測定の様子:施工事例 高断熱高気密 枚方の家Ⅱ】
私たちは全棟で気密測定を実施しています
私たちは、「高性能住宅」をつくるだけでなく、その性能を数値で証明することを大切にしています。
そのため、全棟で気密測定を実施し、一棟一棟の性能を確認しています。
家づくりは完成したら見えなくなる部分が数多くあります。
だからこそ、見えない性能にこだわり、数字で品質を確認することが、お客様に安心して長く暮らしていただくために欠かせないと考えています。
【気密測定に加え、換気が計画通りにできているかを確認するため、風量測定も行っています。施工事例:高断熱高気密 枚方の家Ⅱ】
まとめ
高気密住宅は、
-
冷暖房効率が良い
-
光熱費を抑えられる
-
家中が快適になる
-
換気が正しく機能する
-
結露やカビを防ぎ、家が長持ちする
など、多くのメリットがあります。
そして、その性能は施工技術によって大きく左右されます。
デザインや間取りは目で見ることができます。
しかし、本当に住み心地を左右するのは、完成後には見えなくなる「性能」です。
私たちはこれからも、一棟一棟、世界基準の高性能住宅を丁寧につくり、お客様に快適で安心できる暮らしをお届けしていきます。
最後に
直近のイベントのご紹介です。
「毎日頑張るあなたに、ほっと一息自分を労わる時間を」
耳つぼ×あたま筋膜リリース(ヘッドスパ)
知らず知らずのうちに頑張りすぎてしまう自分に、不調を整えるきっかけになればうれしいです。

詳しいイベント詳細はこちらをご覧くださいね。
安心できる世界基準の家づくりを、枚方から。
中川忠工務店では、
✔ 高断熱高気密
✔ パッシブ設計
✔ 自然素材
✔ 家事動線
✔ 子育てしやすい間取り
を大切にしながら、
“性能”と“暮らしやすさ”を両立した住まいをご提案しています。
家は、ただ住むための箱ではなく、
家族の時間を育てる場所。
そんな住まいを、これからも丁寧につくっていきます。
見えない性能が、暮らしの質を変えます。
家は資産。
性能は未来の光熱費。
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