建築中の、高断熱高気密住宅 枚方の家Ⅱ。
先日、風量測定を行いました。
【風量測定中】
中川忠工務店の中川義仁です。
風量測定とは
簡単に説明させていただくと、
換気設備から、換気計画通りに、
✔ どのくらいの空気が
✔ 各部屋に
✔ きちんと届いているか
を数値で確認する検査になります。
完成前にしっかりと確認をしておくことで、
住み始めてからの空気のムラを防ぎます。

風量測定を実施する理由
高断熱高気密住宅が一般的になり、
「うちは高性能住宅です」と謳う会社も増えてきました。
しかし、実際に住み心地の差を生むのは、
性能そのものよりも“その性能がきちんと機能しているか”
という点だと、私たちは現場で感じています。

換気は「ついている」だけでは不十分
住宅の換気設備は、
取り付けさえすれば自動的に
計画通りに空気が流れるものではありません。
ダクトの長さや曲がり方、施工精度、
建物全体の気密性能によって、
実際の風量は大きく変わります。
特に高断熱高気密住宅は、
すき間が非常に少ないため、
換気計画が崩れると空気がよどみやすい
と考えています。
つまり、
「高性能な家」ほど
換気は“経験や感覚”ではなく
確認が必要な性能なのです。

究極の住み心地と体にやさしい住まいづくりのために
中川忠工務店では、新築工事中に
風量測定を行い、
各部屋で設計通りの換気量が
確保されているかを確認しています。
- 必要な空気量が届いているか
- 換気の偏りはないか
- 計画と実測にズレはないか
これらを一部屋ずつ、数値で確認します。
完成後には見えなくなる工程ですが、
家族が毎日吸う空気、
そして、日々過ごす家の快適さに関わる部分だからこそ、
私たちはここに手間と時間をかけています。
【施工中の高断熱高気密 枚方の家Ⅱ】
重要なことは「確認しているかどうか」
同じ「高断熱高気密住宅」という言葉でも、
中身は同じとは限りません。
換気設備を設置して終わりなのか、
それとも
計画通りに機能していることを確認しているのか。
この違いが、
住み始めてからの快適さや安心感、
そして長く暮らしたときの満足度に
大きく影響すると考えています。
【しっかりと施工すれば、階段だから、吹き抜けだからといって、暑くなったり寒くなったりしません】
見えない部分こそ、家づくりの本質
床下、壁の中、天井裏、そして空気の流れ。
完成した後には見えなくなる部分にこそ、
家づくりの姿勢は表れます。
「たぶん大丈夫」ではなく、
「確認できている」。
その積み重ねが、
家族が安心して深呼吸できる住まいにつながると、
私たちは信じています。
【高断熱高気密 枚方の家Ⅱ 完成までお楽しみに!】
最後に
今回の 高断熱高気密 枚方の家Ⅱ の風量測定の結果ですが、
当初の換気計画通りの風量測定の数値を、
しっかりと確認できました。
計画と施工、
その両方がきちんとつながっている証です。
現場大工をはじめ、スタッフ一同、安堵するとともに、
ここで気を緩めることなく、
完成・お引渡しまで一つ一つ丁寧に施工を進めて参ります。
最後の仕上げまで、同じ緊張感を持って。
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