中川義仁 自己紹介へ

サーモグラフィカメラで室内への熱の伝わり方を確認する

10月に入りましたが、暑がりなわたしはまだまだ日中は暑さを感じます。
大阪・枚方市で高気密高断熱の注文住宅を建てる、中川忠工務店の中川義仁です。

今月お引渡し予定の、3階建てで暮らすおうち 桜木の家
今は、内装の工事が順調に進んでいます。

断熱・気密の大切さに興味を持っていただけることが嬉しい

桜木のおうちも、床断熱に、充填断熱、気密施工、高性能樹脂窓の設置と、断熱気密性にチカラを入れています。

当初は、家の性能に関しては特にご要望は頂戴おりませんでした。
しかし、断熱性、気密性のお話をさせていただくなかで、「家の断熱・気密性を上げてほしい」とお施主様からご要望をいただき、おススメの断熱気密施工をご提案させていただきました。

断熱気密施工の施工方法は、様々なやり方があります。
また、使う断熱材や気密部材もいろいろあります。

私は、パッシブハウス(環境先進国ドイツのパッシブハウス研究所により確立された住宅性能基準を満たす家づくり)の家づくりに感銘を受け、パッシブハウスジャパンで高断熱高気密の家づくりを学び、その家に適した断熱・気密施工が行えるように努めています。

高気密高断熱の家づくりは、立地条件、その土地の気象条件によっても仕様が変わりますし、お施主様が望む暮らし方、そして、建築費用の予算によっても変わります。

家づくりを25年以上行っていて、断熱性、気密性が低いと、住み心地が良くない(夏は暑く、冬は寒い)だけじゃなく、将来にわたって光熱費がかさんでしまったり、家の耐久性が低くなってしまったり、将来の家のメンテナンス費用が掛かってしまうという現実をまじまじ見てきました。

だからこそ、家を建てる方には住宅の性能の大切さをきちんと知ってほしいと感じています。

今回の桜木の家のお施主様のように、住宅性能について興味を持っていただけたことはとても嬉しく思います。

だからこそ、しっかりと断熱気密施工を行って暮らしやすい家を建てる!と心に誓いました。

サーモグラフィカメラで室内への熱の入り方を確認

桜木の家は、 高密度の断熱材をしっかりと充填させた内壁に、気密シートと気密テープで余分なスキマを埋めています。

【断熱材のうえに気密シートを施工しています】

その様子は壁が仕上がてしまうと見えませんが、その効果がきちんと発揮できているかどうか、サーモグラフィカメラで撮影してみました。


【撮影した室内。窓はYKKap APW330 防火窓】


【サーモグラフィカメラで室内への熱の入り方をチェック】

撮影日は、真夏の8月。

断熱材をしっかりといれているので、内壁は外の熱の伝わりが低く色が紫色になっているのがわかりますでしょうか。
太陽が当たるガラス部分はオレンジ色で熱を感じています。
(オレンジ色なので、熱の伝わり方はまだマシです)

窓は、YKKap APW330防火タイプの樹脂窓。

Low-E複層ガラス(2枚のガラスの空気層と、ガラスの内側の金属コーティング)により、熱の出入りを軽減してくれています。
また、樹脂の熱の伝わりは、アルミの約1,000分の1!
熱気を室内へ伝えにくくしてくれています。

夏はこれに加えて、建物の外側で日射遮蔽を行うと、より室内への熱の伝わりを抑制してくれます。

暑い夏でも冷房の効きがよくなり、冷房費のコスト削減にもつながります。

住む方にとって、暮らしやすい家を建てたい

家を建てる側として、やはり建てた家で実際に暮らしてツライ思いはしてほしくないと心底思います。

夏の暑さで熱中症になったり、冬の寒さで風邪を引いたりヒートショックを起こしたり。光熱費が高かったり、家が結露してしまったり。

今ある家のお悩みが解決できるような、そんな家づくりをしていきたい。

桜木の家のお施主様には、住宅性能向上についてご理解いただき、とても感謝しています。
私にできることは、できる限り高性能な建材で、心地よく暮らせる家づくりを行うことです。
これからも今できる最高の技術と品質をご提供できるように、しっかりとがんばっていきます!

◎最後に、構造見学会のお知らせです~

【高気密高断熱住宅 香里の家 構造見学会】※完全予約制
日時:2020年10月9日(金)・10月10日(土)・10月11日(日)10時~16時
場所:大阪府枚方市香里ケ丘
・詳しくは“コチラをご参照ください


 

 

施工事例集

現場レポート

*お問合せはLINEからがカンタン!24時間受付中。

LINE