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家が建つ地盤を強固にして安全性を高める:杭工事

2022/02/20(日) NAKACHUの家づくり

パッシブハウス基準を目指す“宇治の家”。
杭工事が始まりました。

中川忠工務店中川義仁です。

地盤調査を元に、杭工事を行うことになりました。

杭工事は、地盤が軟弱な場合に、建物の荷重を地盤が支えられるように、建物の最下部から支持地盤と呼ばれる堅固な地層まで杭を打ち込む工事のことをいいます。

【これが杭です】

 家を建てる時、その家が建つ地盤の強度は非常に重要です。

地盤が弱く建物の荷重が支えられないと、グラグラと不安定でとても危険。
不同沈下の原因となったり、地震などが起きた場合、建物が崩壊したり損壊したりすることもあります。

従って地盤が弱い場合は、地盤改良を行ったり、今回のような杭工事を行ったりします。

 杭工事を行うことによって、家の基礎が杭の上に造られるため、地震に対しても強くなります。

杭は、土の中に施工されるため、施工後杭自体は見えることはありません。
しかし、家を支える上で大変重要な部位ですから、事前の計画と経験、地盤に関する知識も必要な施工になります。

家づくりは、建物を作る施工だけじゃなく、こういった家を支える地盤を強固にする工程も大切なポイント。
そして、そういった費用がかかることがあることも、家づくりの予算を組むうえで念頭に置いていただきたいところです。
(もともと地盤が強固な土地に家を建てる場合は、地盤改良や杭工事は不要となります)


【杭工事は柱状改良と比べて残土が出ないのが良い】

 

◎パッシブハウスを目指す“宇治の家”。
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