リノベーションでパッシブハウスを実現しました。
中川忠工務店の中川義仁です。
【兵庫県西宮市にある 西宮の家】
パッシブハウスとは
パッシブハウスとは、環境先進国 ドイツ発祥で、世界でも最も厳しい省エネ基準のひとつ。
冬でも最小限の暖房で暖かく、夏は涼しく、年間を通して快適に暮らせる住宅です。
【西宮の家の設計:鎌倉寿建築設計室の鎌倉さん(右)と。写真撮影では、かなりの高確率で目をつぶってしまう中川・・・。(左)】
リノベでのパッシブハウスへの挑戦
今回の計画では、お施主様の強いご希望があり、
できる限り既存住宅の柱や梁を残し、思い出のある住まいの面影を守りながら性能を高めることに挑戦しました。
構造を活かしつつ、高断熱・高気密化を徹底することで、新築と変わらない快適性 を実現しています。
省エネ性と快適性を上げるために。西宮の家の特徴
パッシブハウスの省エネルギー基準を満たすため、高い断熱気密性はもちろんですが、
その他の特徴も少しご紹介しますね。
- パッシブハウス対応の高性能木製サッシ「佐藤の窓」を採用
高い断熱性能・気密性・日射取得率で高性能でありながら、木製の温かみあるインテリアが美しく調和します。
- 外付けブラインドとアウターシェードで日射を効果的にコントロール
夏の暑い日差しは、建物の外部でカットする必要があります。
外付けだからこそ、日射遮蔽が効果邸。高い省エネ性で、冷房負荷を大幅に軽減し、
エネルギー効率の高い室内環境を実現します。
遮熱効果は最大80~90%ともいわれています。
高窓に取り付けた外付けブラインド(WAREMA(ヴァレーマ))は、リモコン操作でスラット(羽根)の角度が調整でき、光・視線・風を自由にコントロールできます。
- 換気システムの配管にもこだわる
冬は魔法瓶のように保温性が高く暖かく、かつ、夏はさらっとした空気に包まれて涼しく過ごせる家。
一年を通して快適に過ごせる家にするために、高い断熱気密性能を実現しています。
そのために、施工の工夫は多岐に渡ります。
その中の一つをご紹介。
換気システムの配管です。
マニアックな部分のご紹介になり恐縮ですが、
一般的な配管ではなく、断熱性の高い配管を用いることで、
換気システムの断熱性を向上させ、より熱交換換気システムの作用が向上するように努めています。
その他にも、断熱気密を上げる工夫は数知れず。
ご興味がある方は、お気軽にご質問ください~
実際に施工して
リノベーションでパッシブハウスをつくるという初めての試みでした。
正直に言うと、施工はとても大変でした。
新築とは違い勝手の違う部分が多くあり、断熱や気密の確保には多くの工夫と時間が必要で、
現場の大工や職人たちの経験と技術力を集結し、みんなで作り上げることができました。
やはり、苦労が多いということは、その分得られる学びは大きいです。
机上の設計ではわからない「現場ならではの知恵」をたくさん吸収でき、
それは確実に今後の家づくりに生かせることができます。
そして、既存住宅でも省エネルギーで快適な住宅に生まれ変われることができることを身をもって実感できました。
【木製サッシ取付中の様子。特に窓は熱損失が高い場所になるので、サッシの取付にもひと手間加えて気密性を上げます】
お施主様からの声
お施主様からは、
「冬でも家の中が暖かく、家全体が快適に感じられる」
とご満足の声をいただきました。
また、寒い冬でも、夜につけていた暖房を朝に切っても、保温性が高く、
暖かな日差しが感じられる日中は暖房をつけなくても過ごせるとのお声をいただきました。
「12月でも太陽光パネル9枚でも売電収入が2千円あり、建物自体の断熱性の高さを実感しています」
高断熱高気密仕様の住宅は、一般的な住宅よりも建築コストは掛かりますが、
その後の光熱費等のランニングコストが変わるため、長い目で見ると、決して高い買い物ではないと感じています。
何より、引っ越し後の暮らしの快適性が変わります!
これは、私たちの体にも心にも良い住環境です。
最後に
リノベーションでも、ただ新しくするだけではなく、
「住み慣れた家を活かしながら、性能を根本から高める」
そんな家づくりが可能です。
これからも私たちは、新築はもちろん、リノベーションにおいても 長く快適に暮らせる住まい をご提案していきます。
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