中川義仁 自己紹介へ

なぜ 全棟気密測定が必要なのか

公開日:2025/08/23(土) 更新日:2025/08/27(水) NAKACHUの家づくり住まいのお悩み解消

高断熱高気密住宅の家づくりを行う中川忠工務店では、

基本的に全棟気密測定を行っています。

中川忠工務店の中川義仁です。

先日も、「高断熱高気密 枚方の家Ⅱ」にて気密測定を行いました。

気密測定【気密測定の様子 高断熱高気密 枚方の家Ⅱ】

省エネルギーでも一年を通して快適に過ごせる住まいに

家づくりにおいて、「断熱性能」が注目されることは多いですが、実は、

気密性能」も同じくらい大切なんです!

断熱材をどれだけしっかりと入れても、家に無駄なスキマがあれば、

冬は暖かい空気が逃げ、夏は損と熱気が家の中に侵入してしまいます。

これでは省エネどころか、光熱費がかさみ、快適性も損なわれてしまいます。

そこで必要なのが「気密測定」です。

気密測定【大阪パッシブハウスでの気密測定の様子】

気密測定とは?

建物にどのくらいのスキマがあるかを、専用の機械で調べる検査です。

この測定によって、

C値(相当隙間面積)」という数値が出されます。

このC値が、家の気密性能を客観的に確認することができます。

C値が小さいほど、家のスキマが少ないということになります。

気密測定

全棟気密測定を行う理由

私たち中川忠工務店がてがける住宅は、

基本的に、すべてのお住まいで気密測定を実施しています。

なぜなら、家は、一棟一棟、設計や施工の条件が異なり、

ひとつひとつの家づくりで、気密を確認する必要があると考えるからです。

気密性能向上には、

「豊富な経験と知識をもった大工の、緻密で繊細な施工が必要」です。

気密施工【気密美(気密シートと気密テープで無駄なスキマを無くした空間)】

中川忠工務店の大工は、

高断熱高気密の家づくりを学び、どうしたら家のスキマを少なくするか、

知識と施工技術を併せ持っています。

気密施工は、現場大工のわずかな施工精度にも、大きな差がでます。

「やっているつもり」ではなく、

必ず測定して数値で確認することこそが、

本当に長く安心して暮らせる住まいをつくる方法だと考えています。

気密施工【気密性を上げるひと手間の一例。サッシの取付時の施工風景】

気密性が高いメリット

  • 冷暖房効率が上がり、省エネルギーで快適

夏も冬も、少ない冷暖房で快適な室温をキープしやすくなります

  • 家中の温度差を無くし、ヒートショックを予防

リビングも廊下も、洗面脱衣室もトイレも、温度が安定しやすくります

  • 結露やカビの発生を防ぐ

スキマから湿気などが侵入するのを防ぐことで、家の寿命を延ばすことにもつながります

  • 計画換気がしっかりと機能する

空気の流れを計画通りにコントロールしやすくなり、常に新鮮で健康的な空気環境を保ちます

パッシブハウス【気密性の高い住まいでは、空調も整いやすくなります。宇治パッシブハウスの一例】

私たち中川忠工務店の家づくりへの想い

私たち中川忠工務店は、微力ながらも、

日本の住宅性能が向上し、みんなが健康的に、快適な住宅で暮らすことができる

そんなお手伝いができればと思っています。

高断熱高気密住宅は、ただ「性能が高い家」ではありません。

そこに暮らすご家族様が、一年を通して安心・快適・健康的に過ごし、

将来にわたって大切な住まいを守るための大切な基盤です。

そのために、私たちはすべての住宅で気密測定を行い

「確かな性能を“見える化”すること」にこだわっています。

数字に裏付けされた安心と快適を、多くの方に体感していただきたいと思います。

◎現在施工中の現場レポートはこちら

高断熱高気密 枚方の家Ⅱ

高断熱高気密 大東エコハウス

 

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